内視鏡処置具

処置具が開く、さらなる低侵襲医療の実現

青森オリンパスで開発・製造している処置具には様々な種類があります。つかむ、はがす、採取する、切る、砕く、止血するといったことが可能で、用途に応じて使い分けられる処置具は多種多様です。内視鏡にこれらの処置具を組み合わせることで、観察・診察中にその場で処置や治療も行うことが可能となります。こうした処置具の多様化によって低侵襲化がさらに進展し、医療を必要とする人々の負担を劇的に軽減できるようになっています。

主な処置具製品


生検鉗子
目的の組織に開いたカップを押し付け、カップを閉じることにより目的の組織を採取します。


高周波スネア
スネアループが組織を締め付けた状態で高周波電流を通電することにより目的の組織を切除します。


止血クリップ
直接出血している血管や粘膜をクリップで摘んで圧迫し、止血します。


高周波ナイフ
切開ナイフを突き出した状態で高周波電流を通電することにより目的の組織を切開します。


フラワーバスケット
胆道内の結石をバスケット内に取込み摘出します。


EST用ナイフ
胆管・膵管の出口にあたる乳頭部に挿入し高周波電流を通電することにより切開し開口部を確保します。


超音波手術システム
安定した超音波発振により血管等の組織を剪んで凝固切開する能力と、組織を破砕・乳化し強力に吸引する能力を機能統合したシステムにより確実かつ効率的な手術が行えます。


外科手術用エネルギーデバイス
止血に優れるバイポーラ高周波エネルギーと、組織の切開・剥離に優れる超音波エネルギーを同時出力することにより、1本のデバイスで血管の封止操作と組織の迅速な切開・剥離操作が行えます。